症状と特徴
頭痛、肩凝り、食欲不振、下痢、イライラ、不眠、倦怠感、生理不順、冷えのぼせなど、様々な症状が形を変えて現れます。しかし病院のレントゲンや血液、尿などの検査では異常の出ないことが多くあります。
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8:30~12:30 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
13:30~20:30 | ◯ | ◯ | ◯ | - | ◯ | ◯ |
自律神経は心臓を動かしたり、食べ物を消化するのに胃腸を動かしたり、血液を循環させたり、呼吸をしたり、人間が生きる上で必要な働きを、人間の意志とは無関係に動かしている神経です。
この自律神経は体の機能を積極的に動かそうとする交感神経と、それを抑制させる副交感神経の二つの神経で成り立っています。
自律神経失調症はこの二つの神経のバランスが崩れたときに起こる症状のことです。
頭痛、肩凝り、食欲不振、下痢、イライラ、不眠、倦怠感、生理不順、冷えのぼせなど、様々な症状が形を変えて現れます。しかし病院のレントゲンや血液、尿などの検査では異常の出ないことが多くあります。
仕事や家庭環境、病気などによる肉体的、精神的ストレスが積み重なって自律神経のバランスが崩れて発症すると考えます。
東洋医学では現代医学が自律神経失調症のように検査で出ないような病気に取り組むずっと以前から、上記のような症状を気血や陰陽の乱れとして捉え、そのことが臓器にまで影響を及ぼす病気になると考えていました。
自律神経失調状態に喪失感などの要因があると、不眠、閉塞感や無気力感が増して鬱病に移行することが考えられます。
東洋医学の検査法は脈診、腹診、舌診が主です。この検査は2千年ほどの経験が蓄積されたもので、西洋医学の血液検査や尿検査、レントゲン検査では出ない自律神経失調状態などの気血の乱れがよくわかります。
例えば脈を診て早い場合、舌は赤みが加わってきて、腹診をすると筋肉のやや緊張状態がみられます。問診すると、イライラしたり、眠れなかったり、便秘の訴えがあります。
すなわち脈診や舌診から交感神経の緊張という自律神経の乱れによる患者の訴えが分かる仕組みとなっています。
自律神経失調症で当院を受診される方は、初診時すでに内科や婦人科や心療内科などで、安定剤や眠剤等の治療を受けておられる患者様も多くおられます。
鍼灸治療は、 脈診、舌診、腹診をした後、交感神経と副交感神経のどちらの状態に偏っているかで治療方法が異なってきます。
基本的には非常に少ない刺激で気持ち良く全身の気血を整える治療を行う事が多いです。
遠絡療法は脳下垂体、自律神経中枢、ホルモン中枢を標的に、関連した手や足の経絡を使って治療を行います。