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腰痛

ここでは背部の肋骨下縁から臀部の中間あたりの範囲に限局された痛みを腰痛とします。
ですから肋間神経痛や座骨神経痛など、腰の範囲を超えて痛みが出る疾患は別項目にします。

腰は人体中心の要(かなめ)に位置し、立つ、座る、寝ると言った基本動作の支点となる場所だけに常に負担が大きくかかっています。
ですから腰の骨や関節や筋肉は加齢に伴い変形したり変性したりします。
また年齢の若い方でも急激な負荷による腰痛は日常よく発生します。

急性腰痛について

症状と特徴

いわゆるギックリ腰です。色々原因の違ったタイプがあります

原因

筋肉を痛めたケース

痛めた場所で訴えが異なりますが、共通する特徴として筋肉が硬く腫れて前屈が難しいことがあげられます。

腰椎関節周囲を痛めたケース

痛めた場所で訴えが異なりますが、共通した特徴として、背筋を伸ばす姿勢をとると痛みが出現し、以下の2種類のタイプがあります。

  • 腰の抜けそうな感じがあり立ち上がる動作が大変。
  • 立ってしまえば比較的楽になる。寝返りがつらい
  • 立って体重がかかるのが耐えられない。寝返りは出来る

圧迫骨折

高齢者(特に女性)の急性腰痛で見落としてはならない疾患です
骨粗鬆症が本にあり、何気ない動作でも圧迫骨折になったりします。

治療

筋肉を痛めたケース

鍼灸治療が速効する場合が多いです。

腰椎関節周囲を痛めたケース

鍼灸治療、遠絡療法が速効する場合が多いです。
筋肉性のタイプにくらべたら重度で長引くことがあり、長引くと筋肉痛が加わります。

圧迫骨折

まずは整形外科受診をして検査をしてください。ただし圧迫骨折の治療については整形外科でもこれといった治療法は無いようです。
特徴は圧迫部の叩打痛と不安定姿勢時に激しい痛みがでることです。
2か月もすれば治まりますが、痛みで日常動作がつらい場合は、鍼灸治療、遠絡療法による鎮痛緩和の効果は高いです。

自分で出来ること

筋肉を痛めたケース

腰の患部は揉まないことです。
直後のみ冷やしますが、基本は温めます。

腰椎関節周囲を痛めたケース

腰の患部は揉まないようにしましょう。
基本的には温めます。

急性腰痛について

激しい痛みではないが、常に腰が重い、だるい、硬いといった症状を抱えておられます。
レントゲンやMRIなどで腰椎の変形を言われたことがある。
仕事姿勢など、姿勢が悪い。運動不足などが共通の項目です。

原因

内臓からの腰痛もありますが、この場合の腰痛は動作に関係なく安静時にも痛いことです。

治療

鍼灸施術

鍼灸治療は、腰だけでなく、疲労やストレスを含め全身を整える治療を行います

遠絡療法

遠絡療法は自律神経や迷走神経なども考慮しておこないます

自分で出来ること

  • 起床前に布団の中で毎日簡単なストレッチをしましょう(やり方は別ページにあります)
  • 運動は鍛えようとして、痛みをこらえてまでやらないようにしてください。
  • 筋力低下を防ぐには、痛くない方向に負荷をかける。もしくは痛くない部分を鍛えて基 礎代謝を高めましょう。
  • 痛くなければ暖かい時間帯のウオーキングもお勧めです。
  • シャワーではなく、浴槽で腰を温めるようにしてください。