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足の痺れ

足の痺れについて

症状と特徴

腰仙部からの痺れはデルマトーム(脊髄レベル)もしくは経絡に沿って縦に痺れが出ることが多い。
痺れがデルマトームに沿わず、全周径に出ているとすれば、腰椎が原因ではありません。
痺れに対してはブロック注射や鎮痛薬の効果が見られないことが多い。
局所の痺れ以外手術しても痺れが取れないことが多いです。

痺れの部位

足のどこに痺れがあるのか。
(両足か片足だけか、足の前側か外側か後側か全周径か、足の甲側か足底側か、足第1指側か5指側か)など痺れの部位と範囲によって、原因が異なります。

痺れの広がり方

足底側から体幹に向かって痺れが上がっているか、逆に下がっているかも重要です。

痺れの形容による差異

ピリピリした痺れ、ジンジンした痺れ、痛みを伴う痺れ、などによって痺れの病態が異なります。

局所が原因の場合

西洋医学の病名で言うと、足根幹症候群(足首にある足根幹部で後脛骨神経が圧迫されて出る痺れ)と言ったものです。

中枢が原因の場合

腰仙部の神経根部での神経圧迫、臀部、鼠径部での神経圧迫または血管圧迫、東洋医学では痺れが出ている経絡上の気血の滞り。

治療

痺れ症状だけか、痺れに痛みを伴うのか、両足の痺れか片足だけの痺れか、痺れは指先から体幹に向けて広がっているのか等によって病態が異なり、鍼灸治療、遠絡療法のやり方が異なります。
痺れの治療は東洋医学独特の五行という考え方がないと取れない場合が多いです。

鍼灸施術

鍼灸治療は痺れの原因部位と痺れの走行に対して行います。

遠絡療法

遠絡療法は局所とは離れた部位に対して、東洋医学独特の五行という考え方で行います。また場合によっては脊髄に対する治療を加えます。
技術面は治療者向けとなるので省略します。

自分で出来ること

  • 痺れが憎悪する姿勢や運動を避けましょう。
  • 運動は鍛えようとして、痺れの悪化をこらえてまでやらないようにしてください。
  • 筋力低下を防ぐには、痺れが悪化しない方向に負荷をかける。もしくは痺れのない部分を鍛えて基礎代謝を高めましょう。
  • 痺れがきつくなければ暖かい時間のウオーキングもお勧めです。
  • シャワーではなく、浴槽で腰を温めるようにしてください。