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鍼灸施術

鍼灸施術についてabout acupuncture

鍼灸施術とは

現代医学や科学的に見て、ツボ(経絡)そのものが未だ証明できない現実があるものの、東洋医学的に見ると、人の体にはたくさんのツボ(経穴)があります。

ツボは体の状態を表す反応点でもあり、治療点でもあります。世界中にツボを利用した千差万別の治療法がありますが、鍼灸施術は、そのツボに一定の法則と刺激量を加減しつつ施術を行う2000年続く奥の深い治療法です。

痛みには、温シップやカイロなど暖めて取れる痛みと、冷シップやアイシングなど冷やして取る痛みがあります。

鍼灸治療は針という冷たく硬く鋭利なものと、お灸のように暖かく柔らかく綿のようなものと、ちょうど正反対の性質を持った治療道具を使い愁訴を取り除きます。

本治法と標直法

人の体は熱が出れば脈が速くなりなります。冷えれば脈は遅くなります。この脈は数式のごとく理路整然と人体に対応して現れます。

また人間の舌は人体の湿気や熱や水分の状態をイコールで表します。人のお腹を触れば体の弱った状態や抵抗力など様々な情報を教えてくれます。

(例えば)西洋医学の血液検査や尿検査、レントゲン検査では異常が出ず、医師から「これと言った病気は見られない」と言われた患者様の場合、脈を診ると緊張してやや早い。舌を診ると舌尖が赤みがかってている。 お腹を診ると筋肉のやや過敏状態がみられる。

問診すると、イライラしたり、眠れなかったり、便秘の訴えがあるとします。

上記の情報から、自律神経、特に交感神経の緊張ぎみで、放っておくと、熱化に傾いてきて精神的に落ち着かなくなり、肝系統への影響が出始める。それを事前に防ぐ施術を行う。

これを東洋医学では本を治す。本治法と言います。(東洋医学の未病治療)

また腰痛の訴えがある場合などは、当然局所の痛みを取る施術をおこないます。(これを東洋医学では標治法と言います)

圭吾先生が思うこれからの鍼灸について

病気を治すのに東洋医学も西洋医学も壁などありません。

私は奈良県にある病院で、当時副院長で医学博士だった川辺栄一先生から臨床に関する理論と治療方法を学びました。血圧計のマンシェットの巻き方から皮膚の触診法など西洋医学の基礎的なことや、鍼灸臨床の実際を教えていただきました。

当時病院で鍼灸外来があったのは日本でも数カ所だと思います。

日々の患者様も多く、一番多いときは一日100名を超した記憶があります。ですから癌、結核、リウマチ、沢山の隧道工事や山林の労災患者など様々な患者を診させていただきました。

病院の鍼灸外来で27年間にわたり数え切れないほど多くの患者様の治療にあたらせていただきました。そのことが逆に、現在一日に8人のご予約を設けたことになったと思います。

お一人お一人を力を尽くして治療したい思いと、誰が治療しても同じ結果が出る再現性のある治療法。そしてそれが東洋医学の陰陽、経絡、気、といった神妙な世界にまで広がればと考えてております。

院長プロフィール

顔面神経麻痺について

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